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2.9全証拠開示−星野さん解放
渋谷大デモ


獄中39年の星野文昭さんの解放を求める「2・9全証拠開示・星野文昭さん解放渋谷大デモ」が520人の決起で闘われました。

2・9全証拠開示−星野文昭さん解放 渋谷大デモ基調
星野文昭さんの手紙−一部抜粋
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2・9全証拠開示−星野文昭さん解放 渋谷大デモ基調
星野文昭さんの手紙−一部抜粋
2・9全証拠開示−星野文昭さん解放 渋谷大デモ 基調報告

  東京都知事選挙が切り開いた力で、国鉄、反原発、改憲阻止、
    星野さん奪還の4大決戦を闘い、安倍政権を倒そう。

 
 〔1〕東京都知事選挙が切り開いた地平
 私たちは、1月23日の告示から17日間にわたる東京都知事選挙を全力で闘い、本日の闘いに結集しました。
 世界大恐慌が深化し、新自由主義が崩壊する中、帝国主義間、大国間の争闘戦がかつてなく激化しています。その危機を乗り切るための攻撃は、労働者階級に生きられない現実を強制しています。世界の労働者階級の怒りが爆発し、革命の時代が始まっています。
 鈴木たつおさんの都知事選立候補は、全情勢を一変させました。極右ファシストが登場し、改憲・戦争に向かう総翼賛体制が策動されるのに対し、鈴木さんが敢然と挑みかかったのです。鈴木さんは、労働者階級の一員として、労働者階級の立場に徹底的にたって闘いました。1000万都民に真正面から訴え、100万人と結合する大挑戦は、日を追うごとに熱い支持を拡大しました。労働運動に新たな流動をつくり出し、階級的労働運動を前進させ、地域に拠点をつくり出す闘いは、「現代革命への挑戦」そのものです。17日間の闘いは、革命へのうねりをつくり出しました。
 今回の都知事選は、まず第1に、改憲と戦争に向かって突進する安倍政権との真っ向からの対決として闘われました。
 鈴木さんのメイン・スローガンは「1000万人の怒りでアベ倒そう」です。このスローガンと「戦争させない、被曝させない、貧困・過労死ゆるさない、だからオリンピックやらない、弾圧とたたかう」という5つの主張が、縦横無尽に東京を駆けめぐりました。
 集団的自衛権、靖国神社参拝、秘密保護法、沖縄・辺野古新基地建設、教育委員会制度の解体、領土問題の教科書記入と道徳教育等々、安倍政権は改憲と戦争を本気でやろうとしています。また、消費税増税と法人税減税、首切り自由の特区攻撃、過労死・長時間労働、原発再稼働と輸出、フクシマ圧殺のオリンピックを強行しようとしています。これに対して、東京と日本には、労働者人民のすさまじい怒りが燃え上がっています。鈴木さんは、文字通りその先頭で、仁王立ちして闘い抜きました。
 都知事選には、極右ファシストの田母神俊雄が立候補したのを始め、NHK新会長の籾井勝人や経営委員の百田尚樹(作家)、長谷川三千子(埼玉大学名誉教授)らが、安倍と一体で超反動的な主張を展開しました。鈴木さんはNHK前に登場して、安倍、田母神、百田、長谷川らを満身の怒りで弾劾し、NHK労働者にともに闘おうと訴えました。
 都知事選挙という形をとった階級的激突は一つの権力闘争であり、あらゆる政治勢力の本質をむき出しにしました。鈴木さん以外は、安倍や舛添と真正面から闘えず、結局は体制内改良しか対置できない姿をさらけ出しました。反原発をとなえていた人たちが細川を支持し、最後は小泉純一郎の写真人りビラをまく所にまで転落しました。
 都知事選は、全世界で闘う労働者人民と一つになり、2010年代中期の階級決戦で労働者階級の決定的な勝利を切り開くための一個の蜂起戦として闘われました。
 第2に、都知事選は、階級的労働運動をさらに発展させ、地域に労組拠点を建設する闘いとして実現されました。
 都知事選は、新自由主義がもたらす現実と真正面から対決する闘いであり、生きていけない現実に突き落とされている労働者人民と向き合い、共に闘うものでした。
 鈴木さんは、「皆さん、8時間労働は守られていますか」と呼びかけ、街頭で闘う労働組合への結集を呼びかけました。これに応えて、「子どもも生みたいし、結婚もしたい。こんな社会はおかしい」と飛び入りでマイクを握る青年労働者が続出しました。街頭でユニオンの労働相談も行われました。都知事選は1千万人の怒りと結びつき100万人を組織する巨大な権力戦として闘われたのです。
 連合東京は、あろうことか、舛添要一支持を決定しました。 しかし、こんなことで職湯の労働者を支配することはできません。自治労、教労、郵政、民間等々で、これまでの「しぼり」が完全に吹っ飛び、6000万労働者階級に、公然と党派選択を求める巨大な階級決戦になりました。どの労働組合にも、鈴木さん支持を訴えるビラやりーフが堂々と持ち込める情況が生み出されました。
 それらを通して、動労千葉の闘いの偉大さが改めて実感され、これと連帯して闘おうという気運が広がっています。労働者は、改憲と戦争、権利剥奪と生活破壊に激しい怒りを燃やし、体制内指導部をぶっ飛ばす、闘う指導者、闘う労働組合を求めています。まさにそこに、鈴木さんが「1000万人の怒りでアベ倒そう!」という鮮烈なスローガンを掲げて登場し、労働者の魂をつかんだのです。
 第3に、国際連帯の巨大な発展として闘われました。
 アメリカの「反戦の母」シンディー・シーハンさんや民主労総から、都知事選への支持が寄せられました。
 昨年末から激しく闘われている韓国・民主労総のパククネ打倒のゼネスト、イギリスRMT(鉄道・海運運輸労組)等の、切符売り場閉鎖による1千人解雇に反対する48時間スト(2月4〜7日)等と団結するものとして、都知事選への挑戦が実現されたのです。イギリスの闘いは、ロンドン・オリンピックの負担を労働者人民に負わせることへの反撃です。「オリンピックやらない」は、全世界労働者共同の叫びです。
 1月1日、アメリカの「愛国者法」と闘うリン・スチュアート弁護士が、全世界の闘いによって、釈放をかちとりました。
 第4に、星野文昭さんを取り戻す闘いそのものとして闘われました。
 星野再蜜会議は、2009年の全国総会で確立した「労働者階級の力で星野さんを取り戻そう」の方針を実現する闘いとして、都知事選に取り組みました。改憲と戦争の安倍政権と闘い、階級的労働運動を前進させることは、星野さんを取り戻す闘いそのものです。
 星野再審会議は、告示目のポスター貼りから、推薦集め、ハガキ書き、電話かけ、街宣への決起等、全力で闘いました。街頭での訴えに、星野暁子さん、戸村裕実さん、狩野満男さんら共同代表が駆けつけ、マイクを握って鈴木さん当選を訴えました。
 獄中の星野文昭さんも、暁子さんに宛てた手紙の中で、都知事選勝利を語っています。

 〔2〕星野闘争の前進
 この1年間、星野闘争は巨大な前進をかちとってきました。私たちは、都知事選を闘った今、「この力で星野文昭さんを取り戻せる」と確信しています。
 勝利を切り開く最大の闘いは、全証拠開示大運動です。全証拠開示大運動は、階級的労働運動を基軸に100万人民の結集をかちとるものとして発展しています。
 昨年11月には、「星野文昭さんを取り戻す会・九州」が結成されました。 1月18日には、「いわて星野さんを救う会」が、全国26番目の会として結成されました。
 これらの闘いが、昨年12月25日の「三者協議」で、裁判所が写真ネガ33枚の開示を「勧告」せざるを得ないところに追い込みました。写真は、星野さん無実を証明する物証です。「一郎丸写真」には、傷も汚れもない鉄パイプを待った星野さんが写っています。星野さんは機動隊員を「激しく殴打」(Kr供述)などしていません。そのことを証明する写真ネガを、ついに開示させたのです。
 星野さん防衛・連帯のために闘いました。6月と12月に、2回の全国集会を開き、9月8日には、430人が結集して徳島刑務所闘争を闘いました。
 この闘いに追い詰められた徳島刑務所と法務省は、星野さんに許しがたい攻撃をかけています。友人面会禁止・手紙墨塗りを、今も続けています。今年の年賀状は、当局が決めた文章以外に書くことを禁止しました。酷寒の刑務所にエアコンを入れず、湯たんぼやカイロの使用すら認めません。さらに、1月には「動植物の持ち込みを禁止する」という掲示を出して、暁子さんが面会室に花を持ち込むことまで禁止しました。
 星野さんは、あらゆる攻撃を跳ね返して、敢然と闘っています。国家権力のいかなる弾圧も、星野さんと私たちの団結を破壊することはできません。今年も、350通の年賀状が全国から届きました。
 昨年9月8日、徳島刑務所闘争の目に、『愛と革命』を発刊しました。この本は星野闘争のすべてを表現したものであり、発売と同時に、大反響を呼んでいます。
 『愛と革命』をさらに販売し、星野闘争の前進をかちとろう。

〔3〕2014年闘争の大飛躍を
 都知事選をもって始まった2010年代中期の階級決戦に向け、この2〜3月、国鉄・反原発闘争を先頭に意気高く進撃しよう。
 当面する重要な闘いは、最高裁に対する新10万筆署名運動です。国鉄分割・民営化の不当労働行為を認定した9・25判決の意義は、都知事選の中でますます明確になりました。今こそ、署名運動を全国で猛然と推進し、2・16国鉄集会(東京・北海道・九州)への大結集をかちとろう。動労千葉物販は、その決定的な水路です。
 再稼働阻止、全原発即時廃炉を掲げて、NAZEN(すべての原発いますぐなくそう!全国会議)を各地で組織しよう。 2・23いわき集会と3・11反原発フクシマ(郡山)集会・デモに決起し、安倍政権の原発再稼働を打ち破ろう。安倍政権のフクシマ圧殺を許さず、共同診療所建設をさらに推進しよう。
 都知事選で改めて明らかになったのは、今や労働者階級の4割にも達する非正規職労働者の長時間労働、過労死の現実です。「生きさせろ!」の怒りを結集し、青年労働者を先頭に14春闘の爆発を闘いとろう。
 安倍政権は1月名護市長選挙の結果を踏みにじり、辺野古埋め立てを強行しようとしています。沖縄の労働者人民の怒りと一体で、5月沖縄闘争に決起しよう。
 星野闘争の基軸は、全証拠開示大運動です。これは、国家権力との闘いそのものです。100万人規模の結集をかちとり、国家権力との力関係を変える闘いです。三者協議が切り開いた勝利の上に、今こそ、すべての証拠を法廷に引きずり出そう。
 :九州、いわてに続き、星野救授会を全国に拡大しよう。各地で学習会や絵画展を開き、運動と組織を拡大しよう。
 星野さん防衛・連帯の闘いをやり抜き、自由な友人面会をかちとろう。
 これらの闘いの前進の上に、6・29星野全国集会の大成功をかちとろう。
 都知事選挙が切り開いた巨大な地平に立ち、星野文昭さん奪還に向かって驀進しよう。星野さんが闘った渋谷の地に、「星野奪還」のデモをとどろかせよう。

星野文昭さんから暁子さんへの手紙
一都知事選に関する部分の抜粋−
                       2014・2・5付け
 これまでの僕らの選挙戦のあり方を大きく打ち破って、「現代革命への挑戦」そのものとして、僕らの時代認識と路線そのものをストレートに1000万都民、全ての労働者人民に訴えて、青年労働者・学生を中心に組織する、団結を組織する、職場、地域、街頭、学園、そして全世界で団結を(闘う労組と労働者党)を組織す
るものとなっていることを肌で感じている。
 改憲と戦争一新自由主義を大恐慌情勢下で凶暴に進める安倍を、絶対反対の闘いで息の根を止める。労働者人民の怒りと団結を力として、労働者人民自身の力、団結した力を自己解放、人間解放をかちとるものとして解き放って、国鉄、反原発、改憲阻止、星野の4大決戦を基軸に闘って、安倍を、新自由主義を、帝国主義・資本主義そのものを葬って、人間本来の社会を絶対に実現していく、本物の闘いを実現していく、階級的労働運動と革命的共産主義運動を一体に本格的にかちとっていくことだと思う。
 そして、この闘いと一つに、全証拠開示一再審・釈放の星野闘争を、この青年労働者を中心とした労働者・人民の自己解放闘争として、資本・権力の全てを奪う攻撃に、絶対反対と団結の力で勝利し。全てを奪い返す闘いとして闘って勝利していくということだと思っている。
 安倍たちがやっていることは、1%のために、戦争はじめこれまでやってきたこと、今やっていること、これからやろうとしていることの全てを何一つ反省しないどころか、隠し、開き直り、正当化して、99%に大失業、低賃金、長時間労働、過労死、生活苦、飢餓を強い、ついには殺し合わせる、戦争を強いる政治だ。人間らしさを徹底的に否定し、トコトン腐敗させるものである。このことを徹底的にはっきりさせよう。労働者人民の怒りと団結を一つに、これを打ち砕き、人間本来の社会を実現していく闘いは、人間的誇り、人間性、共同性、創造性に満ち満ちたものだ。

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