TOPページへ! 2月4日 労組交流センタ−総会(徳島市内) |
全国労働組合交流センター第19回定期全国総会 獄中37年の星野文昭さん奪還と安保・沖縄闘争の前進を一体で闘い取ろう 第19回定期総会の成功と徳島刑務所闘争を突破口に、全国労働組合交流センターの飛躍をかけて、2012年を星野奪還大運動の年として闘おう。
なにより、労働者階級の闘いによって星野文昭さんの無実を勝ち取ることです。このかんの必死の闘いの前進でつかみとった新証拠、機動隊員を殴打したとされる鉄パイプに殴った痕跡が皆無であったという事実は「星野無罪」を決定づけました。東京高裁はただちに再審を開始し、星野さんを無罪釈放しなければなりません。 しかし、検察は自らの過ちを認め謝罪するどころか「再審棄却」の意見書を提出している。悪名高き徳島刑務所は、「洗面器の置き場所が違う」などと言いがかりをつけて「規律違反」をでっち上げ、星野さんに対する面会を制限し、家族・支援と分断し、精神的にも肉体的にも追いつめようと必死ではないか! 私たちを突き動かすものは、腹の底からわき上がる国家権力に対する怒りです。星野さんの無実を資本家と国家権力に対して力ずくで認めさせなければなりません。星野文昭さん、暁子さん、全国再審連絡会議や全国の「救う会」の闘いと共に、階級的労働運動の力で国家権力を包囲し、星野再審を絶対にかちとろう。闘いの先頭に立ち続けてきた徳島労組交流センターの仲間に続き、星野奪還闘争を交流センター全体の取り組みとしてさらに強化しよう。星野さんに対するいかなる獄中弾圧も許さず闘おう。
星野奪還を勝ち取るもう一つの力は、安保・沖縄闘争の爆発です。星野さんたちが闘った70年安保・沖縄闘争は、沖縄を「核と侵略戦争の基地」として永続的に固定しようとする日米政府に反対し、本土と沖縄の労働者人民が、あらゆる分断をうち破って立ち上がった歴史的闘いです。
あの闘いから40年、1972年5月15日の本土へのペテン的「復帰」から40年を迎える今年の沖縄闘争は、沖縄と本土を分断し支配してきた「5・15体制」を根底から覆す闘いです。 日帝国家権力が星野さんを獄中に閉じこめておかなければならないもの、その一切を規定しているのは世界大恐慌と3・11大震災という情勢下で、帝国主義戦後世界体制の基軸をなしてきたアメリカが没落を開始し、日本経済・社会体制がすさまじい危機を迎えていることです。 この危機に対し、オバマは「新安保戦略」を打ち出し、北朝鮮・金正日の死をもって、対北朝鮮・対中国侵略戦争への圧力を強めています。野田政権は昨年末、闇夜に紛れて辺野古新基地建設のための「アセス評価書」の提出を沖縄県に対し強行するなど、日米安保強化を体制維持の絶対的柱にすえています。 これをうち破る力は米軍基地と非和解で闘う沖縄労働者階級の闘いにあります。「県外移設」ではなく「基地撤去」を闘い取ろう。普天間基地撤去・辺野古新基地建設阻止の闘いは、帝国主義の侵略戦争と闘うことであり、日米安保に絶対反対で闘うことです。その勝利のために階級的労働運動のうねりを絶対につくりだそう。そして、70年のような闘いを本土においてつくり出すことです。 星野奪還闘争は本土における安保・沖縄闘争であり、米軍基地を撤去し、核も戦争もない社会をつくり出す闘いそのものです。この闘いを沖縄民権の会とはじめとする在本土沖縄人民と連帯し、反原発で闘う福島の怒りと結びついて絶対に勝ち取りましょう。 本日の徳島刑務所闘争を出発点に、3・11福島、5月沖縄を結び、星野奪還の大運動をつくりだそう。 右、決議します。 2012年2月5日
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2月5日 徳島刑務所包囲デモ |
徳島駅前街宣 |
星野希望バス |
この時が来ました!いざ包囲デモへ! |
37年間も獄壁で分断されてきた星野さんと全国の救援会、そして何よりも階級的労働運動の再生のために日夜奮闘している労組交流センターの労働者を、文字通り一つに合流させた。私たちの声を星野さんに届けるんだという熱い思いは、そのまま星野さんに届いたのだ。 デモ出発前の集会は徳島市入田支所前で行われた。集会開始直前に4台の大型バスが「星野希望バス」の窓文字をつけ到着すると、すでに満杯に近い会場から大歓声が挙がった。 「ついにこの日、この時が来ました!星野さんは今、耳を澄まして待っています!星野さんにデモで肉薄しましょう!」と、共同代表の狩野満男さんが感動的な第一声。全国労組交流センター新代表の辻川慎一さんが、「3・11大震災と原発事故、どれだけ多くの労働者を殺し、子どもたちに放射能が降り注いでいるのか。刑務所に入るべきは誰だ!星野さんではなく、資本家と政治家どもだ!」と激烈に訴えた。 星野暁子さんが、星野さんのメッセージを読み上げ、「文昭が解放されたら、今日のデモコースを必ず一緒に歩きたいと思います。」とアピールすると、感動の渦に包まれた。 全学連の斎藤郁真委員長、再審弁護団の和久田修弁護士、地元徳島救う会代表の元木美起子さん、24番目に結成された愛媛の会の日野亮さん、被災地福島の長沢宏さん、みやぎの青柳葉子さんが発言した。最後に、徳島医療福祉労組からコールの練習とカンパの訴えが行われた。 さあ、星野さんの待つ刑務所に向かってデモの出発だ。 長蛇の大デモ 「星野を返せ!星野は無実!」「暖房入れろ!湯たんぽ入れろ!」「沖縄の基地を撤去しろ」と叫びながらデモ隊が刑務所に向かう。道筋の住民からもエールが送られる。 暁子さんが24年間通い続けている700メートルの坂を登りデモが刑務所に近づくと、正門は閉じられ、緊張が走る。 これを600人のシュプレヒコールの力で打ち破り、正門前はデモ隊が圧倒した。 刑務所の塀に沿って裏の山道に進むと、目の前に星野さんがいる舎房が手に取るように見える。一人ひとりの肉声が届く距離だ。地元救援会が準備したメガホンでホンで一斉に呼びかける。ついに星野さんとの合流が実現した。徳島刑務所を包囲した。 デモ解散地で暁子さんが「私たちの思いは文昭と受刑者、心ある看守のもとに届いたと思います。労働者が団結した力は、どんな困難な状況も解決することができる」と呼びかけた。動労千葉の田中康宏委員長が 「絶対に星野さんを奪還しなければならないと決意を新たにした。こういう闘いがいよいよできるようになった。きょうは無実の星野さんを奪い返す闘いの出発点だ!」と宣言した。 |
資本の利潤のために、労組を破壊し、首切り、賃下げ、非正規化、大増税、戦争、原発によって労働者人民の仕事、生活、生命も奪う新自由主義に対して、総屈服する体制内派を粉砕して、労働者の力を信じ、その団結した力で対決し、資本・権力を打倒し、全てを奪い返し、人間本来の社会を甦らせ創造していく、労組交流センターを先頭とする階級的労働運動が、新自由主義に怒り立ち上がる全ての労働者人民=99%とつながり、一つに世の中を変えていく闘いは、この闘いを圧殺するためにかけられている星野無期はじめ極限的政治弾圧を粉砕して勝ちぬいていく闘いでもあります。 今日の行動は私と暁子の大きな喜び 星野無期は私と家族・仲間・労働者人民を獄壁で分断し潰し、そうすることで資本・権力と闘うことそのものを潰そうとするものでした。 この分断・屈服攻撃に対して、私と暁子・家族があらゆる苛酷な困難をのりこえ、これを打ち破って一つに闘い生きることによって、同時にそれが全ての仲間、労働者人民とつながり、今日の労組交流センターの決議があり、今日の行動が実現したことは、私と暁子の大きな喜びであり、また、今日の行動に参加された皆さん全ての喜びだと思っています。 新自由主義によって労働者人民の仕事、生活、生命を奪うことによってしか利潤を得、延命できない資本・権力など、生産し、社会を動かしている労働者が全人民と共に、怒りを解き放って、団結し闘うことによって打ち倒すことができるし、彼らから全てを奪い返すことで、誰もが人間らしく生きられる社会を実現していくことができます。 世の中を変え星野解放をかちとろう その力を絶対的に信頼し、あらゆる困難をのりこえることを糧に、職場・あらゆる場の闘いを通してこの力を獲得し、世の中を本当に変え、星野解放を本当にかちとりましょう。
私の無実を明らかにする新証拠によって、無実は明らかです。この無実の私を、そもそも権力も最初から承知の上で、無期とし、37年間も投獄を続けていることそのものが許されることではないのです。再審と、闘いの力で、再審無罪・釈放を、解放を絶対にかちとりましょう。 全ての闘いを、人間本来の社会、誰もが人間として喜びをもって生きられる社会を実現していく闘いとして解放感と創造性をもって闘い、そして勝利しましょう。
2012年2月
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中四国横断ウォーク 1月30日8時半、福崎裕夫さんが、星野さんを取り戻そう!と訴えながら、福山駅前から、150キロのウォークに、元気に完走しました。 |
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