11・23集会の報告
11・23星野再審全国集会は大成功しました。
この力で、2013年、星野文昭さん解放へ闘おう。
 集会参加者は640人です。去年より、増えています。
 場内カンパは、25万928円でした。
お一人、封筒に5万円入れてくださった方がいます。
直接、お礼を言えませんが、ありがとうございます

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 ロビーにパネルを立てて、星野文昭さんの絵画8点と
星野修三さんの版画2点を展示しました。
 
 ロビーには、星野関係の他に、奥深山農園、国労物販、裁判員いらない大運動、阿佐ヶ谷市民講座など多数の売店が並びました。
カレンダーは70部以上売れました。  徳島新聞とNHKが取材に来て、翌日の徳島新聞に記事が掲載されました。

 今回の集会は、大きな成功をおさめました。
 「感動した」という声が多数、寄せられています。
 特に、第1部の賛同人の発言が素晴らしかったという感想が多いです。
 集会は、DVD「星野再審運動この1年」の上映から始まりました。
 映像を見て、2・5徳島刑務所包囲デモの感動がよみがえってきました。
 3・30棄却決定、異議申し立て、沖縄、広島、三里塚の闘い、そして11・4労働者集会と今年の闘いが続きました。
 司会は、星野文昭絵画展・越谷実行委員会で自治体労働者の斎藤知春さん、星野文昭さんを取り戻す会・京滋の田村祐二さんがつとめました。

 共同代表の戸村裕実さんが、開会のあいさつを行いました。


 第1部は全証拠開示大運動の賛同人の発言です。
 最初に、藤田城治弁護士が、全証拠開示大運動の意義を提起しました。
 証拠の開示が公正な裁判にとって絶対に必要であること、そして、星野さんの再審におる全証拠開示の意義を鮮明に提起していただきました
 
 客野美喜子さん(「無実のゴビンダさんを支える会」事務局長)は、ゴビンダさんの再審無罪にとって証拠開示の果たした役割の大きさを語りました。そして、来年、「ゴビンダの会は解散しますが、これからも再審支援や国賠裁判を闘っていきます」と表明しました。
 佐々木信夫さん(桜の聖母短期大学名誉教授、福島・取り戻す会呼びかけ人)は、福島の置かれた現実を語り、全原発をなくす闘いと一体で星野さん解放へ闘っていく決意を明らかにしました。  
  大津幸四郎さん(映画カメラマン、『圧殺の森』撮影者)は、高崎経済大学で知り合った星野文昭さんの様子を「誠実でナイーブな学生」と、生き生きと伝えました。
 恩田亮さん(法政大学「暴処法」弾圧・無罪被告人)は、自分が2回にわたって逮捕・起訴された体験から、星野さんへの連帯を語りました。
 金元重さん(国鉄闘争全国運動呼びかけ人)は、韓国留学中の1975年に「北朝鮮のスパイ」として逮捕され、激しい拷問の末に懲役7年の投獄を受けたことを、星野さんの闘いと重ね合わせて涙ながらに語るもので、泣きながら聞いている人が多数いました。
 飯田英貴さん(全国労組交流センター事務局長)は、労働組合が2・5徳島刑務所包囲デモに決起した意義、そして、階級的労働運動の前進で星野さんを取り戻す決意を語り、全証拠開示大運動に取り組むことを表明しました。
 この後、カンパ・アピールを、福島・取り戻す会の小松勝子さんが行いました。

 第2部の最初に、桜井昌司さん、スティーブ・ゼルツァーさん、福島菊次郎さん、3人のビデオ・メッセージが上映されました。
星野文昭さんのメッセージは、
便箋7枚にびっしり書かれたもので、渾身の訴えです。全文をホームページにアップしてますので、お読みください。

星野暁子さんの発言では、面会の報告から二人の26年闘いを語りました。


 西村正治弁護士が、徳島刑務所の攻撃との闘いを報告しました。
 改めて、非人間的な刑務所のあり方に怒りが沸いてきます。

 「奥深山さんの免訴を実現する会」の大塚正之さんが、奥深山さんを裁判から解放するための闘いを訴えました。

 共同代表の狩野満男さんの司会で、全国の会が壇上に勢ぞろいし、星野さんがとらわれている徳島と日米安保と闘う沖縄の代表が発言しました。

弁護団、家族、そして事務局の発言。

 岩井信主任弁護人が、闘争現地に行って、実地に調査したことを報告しました。
やはり、闘争現場に立つと、星野さんの無実を実感できることが良く分かりました。

 和久田修弁護士は、弁護団を代表して2・5徳島闘争に参加したことを語り、星野さん解放の決意を伝えました。

 酒井健雄弁護士は、核心証拠とされているKr供述が検察官によるでっち上げであることを証明した
『厳島鑑定書』を説明しました。

鈴木達夫弁護団長が、「本件は、裁判としては実は決着が付いている。しかし、裁判所があくまでも確定判決を維持することに固執している。これを打ち破るのが、全証拠開示大運動だ」と明快に方針を打ち出しました。


 星野暁子さん、星野修三さん、星野誉夫さんが、家族の訴えを行いました。

 共同代表の平良修さんがまとめに立ちました。

 星野暁子さん、星野修三さん、星野誉夫さんが、家族の訴えを行いました。


交流会では・・・
  集会後の交流会も、59人の参加で大盛況でした。
  せっかくの交流会で、マイクが不調だったことは、事務局としてお詫びします。


 皆さま、本当にお疲れさまでした。
 そして、ありがとうございます。
  11・23集会の成功で、全証拠開示大運動を本格的にスタートさせよう。2013年の闘いを爆発させて星野文昭さんを解放しよう。
  そのための2つの方針、署名運動と学習会を全国で行いましょう。




 事務局報告。今年1年の前進に踏まえた全証拠開示大運動の方針提起です。

−事務局報告−
全証拠開示大運動を全国で拡大し星野文昭さんを取り戻そう
                             2012・11・23

〔1〕星野文昭さん解放の闘い

(1)全証拠開示大運動の開始

 私たちは、動−反動−動の激動を闘い抜いた地平で、さらに大飛躍するために、全証拠開示大運動を開始しました。この闘いを全力で進めて、3月30日の再審請求棄却決定を打ち破り、星野文昭さん解放を必ず実現しよう。

2月5日、600人の労働者人民が徳島刑務所包囲デモに決起しました。「星野さんは無実だ」、「星野さんを返せ」という叫びが獄壁を超えて、「まるで集団面会を実現したようだ」と星野さんが語る闘いになりました。この闘いに参加した一人ひとりが星野さんと一つになり、「この道を進めば、必ず星野さんを取り戻せる」と確信しました。

この闘いに追い詰められた東京高裁第12刑事部は、3月30日、2009年以来、星野さんの無実を明らかにして全力で闘ってきた第2次再審請求棄却決定を下しました。この決定は、真実を踏みにじる、結論先にあきりきの、国家意思を示す暴挙です。断じて、許すことができません。

 その上、徳島刑務所は、金山克巳・仙田哲也・増上昭典の3名に対して、面会・手紙・差し入れ等一切を「禁止」する処分を行い、多数の手紙の墨塗りなどの攻撃を加えてきました。これは、2・5闘争で星野さんと労働者人民が合流したことに大打撃を受けた反動的な徳島刑務所の許しがたい攻撃です。

 こうした星野さんをめぐる激しい攻防は、現在の激しい情勢そのものです。

 11月16日、野田政権は、衆議院解散−総選挙という絶望的なかけに打って出ました。首相官邸前を埋めつくす労働者人民の怒り、非正規労働者の怒りにノックダウンされたのです。野田、安倍、石原、橋下という札付きの極右政治家が、戦争・改憲、原発再稼働、日米安保強化と核武装、道州制、民営化・外注化・非正規化、さらには増税やTPP(環太平洋経済連携協定)など、新自由主義政策の凶暴化を競い合う情勢になっています。こんな解散−総選挙に私たちの未来はありません。国鉄闘争と反原発闘争をどこまでも発展させ、階級的労働運動の再生と発展をもって、解散−総選挙情勢と対決しよう。

 全世界で労働者人民の闘いが燃え上がっています。

 11月14日、ヨーロッパ23ヶ国で1000万人を超える空前の一斉ゼネストとデモが爆発しました。新自由主義の破綻がもたらす首切りと失業、大増税、福祉や年金の切り捨てなどに対する怒りが大爆発したのです。 

破産して凶暴化する新自由主義と労働者人民の怒りがぶつかって、さらに激化する時代が来ました。いよいよ星野文昭さんを取り戻す時です。

全証拠開示大運動は、その道を真一文字に突き進む闘いです。

星野文昭さんの家族、再審弁護団、共同代表の3者が、全証拠開示大運動への賛同の訴えを発しました。これに応えて、再審運動、人権運動、救援運動、文化人、芸術家、学者、労働運動など、広範な分野から賛同が寄せられています。すでに、600人を越える個人・団体から賛同をいただきました。そのうち、232人が弁護士です。

 全日建運輸連帯労組関西生コン支部は全証拠開示大運動署名に取り組み、これまでに1850筆を送って下さいました。

獄中38年を不屈に闘い抜く星野文昭さん解放のための全証拠開示大運動は、全人民の心をとらえる運動として爆発を開始しています。

(2)3・30再審請求棄却決定

 3月30日、東京高裁第12刑事部は、再審請求棄却決定を出しました。

 棄却決定は、闘いの前進に追い詰められて出されたもので、国家のむきだしの暴力そのものです。正義と真実を踏みにじり、星野闘争の破壊をねらった攻撃です。

 東京高裁は、弁護団が要求していた民間目撃者6人の「供述調書」も写真のネガも開示しないまま、棄却決定を強行しました。

 4月3日、星野さんと再審弁護団は、怒りに燃えて異議を申し立てました。

第2次再審請求は、3通の「補充書」と「厳島鑑定書」等と合わせて、星野さんの無実を完全に明らかにしたものであり、東京高裁が出すべき決定は、再審開始しかありません。しかし、棄却決定はこれから逃げ、「捜査官による誘導もそれが不当なものでない限り有効な記憶喚起の方法になる」という暴論を展開しています。ここまであからさまに、取調官の誘導を擁護した裁判所を許すことはできません。

 9月28日、再審弁護団は、棄却決定を全面的に批判・弾劾し、その誤りを完全に明らかにした「異議申立補充書」を提出しました。

 私たちは、3波にわたる東京高裁弾劾の波状的デモに決起し、怒りをたたきつけました。裁判所前で街宣を繰り返し闘い、労働者市民や司法関係者に訴えています。

(3)労働者人民と一体の闘い

 3・11一周年を「鎮魂」「復興」の一色で染めあげようとした野田政権の攻撃を打ち破り、郡山「反原発」の闘いを労働者人民は打ち抜きました。

 さらに、7・16反原発17万人の闘い、首相官邸前、国会前から霞が関一帯を埋めつくす再稼働反対・全原発廃炉の闘いを、私たちは共に闘って来ました。

 フクシマの呼びかけに応えて診療所建設の闘いを進め、ついに12月1日、「ふくしま共同診療所」が開院します。

「復帰」40年の沖縄に星野さんの思いを胸に結集して闘いました。5月12日、青年労働者を先頭にした「死すべきは基地だ。労働者は死んではならない」というデモコールが国際通りにとどろき、オキナワとフクシマの怒りが一つになりました。

 8・6ヒロシマに結集し、野田首相の記念式典出席を弾劾して、原爆ドーム前集会からの戦闘的デモを闘いました。

 10・7三里塚闘争において、星野文昭さんの渾身のメッセージを暁子さんが読み上げ、発言しました。

 法政大学「暴処法」弾圧を打ち破り、無罪判決をかちとった学生から「無罪のカギ」を引き継ぎました。

〔2〕星野闘争をとりまく情勢 

(1)11・4全国労働者総決起集会

 11月4日、全国労働者総決起集会に、「新自由主義と闘う労働組合の全国ネットワークを!」をかかげて5800名が結集しました。日・韓・米・独の感動的な労働者の国際連帯のもとに、外注化阻止・非正規職撤廃の闘いの第2ステージへの突入と、闘う労働組合を甦らせることを、高らかに宣言しました。

動労千葉・動労水戸を先頭とする闘いは、10・1外注化攻撃を完全に打ち破りました。JR当局は外注化を強行しましたが、何一つ問題は解決していません。闘いは、まさにこれからです。

 JRの検修・構内業務外注化の強行が完全に破綻していることを徹底的に暴き、来年4・1に向けて、外注化を根底から粉砕する闘いに決起しよう。

星野闘争の隊列は全力で結集して、全国、全世界の労働者と共に闘いました。

11・3国際連帯集会で星野暁子さんが「文昭の獄中38年の闘い、そして文昭とともに生きてきた二人の26年の闘いは、見せしめとしての38年ではなく、それをひっくり返し、日々無期に勝利してきた闘いとしてあります」と訴え、世界から結集した労働者の心をとらえました。国際交流会において、「フリー・ホシノ・ナウ」のコールが響きました。

 11月11日、動労千葉訪韓団50人が、田中委員長を先頭に民主労総の大部隊と共にデモ行進し、韓国労働者との熱い合流をかちとりました。雨をも跳ね返す、3万人の怒りの大集会を共に闘いました。星野暁子さんらは訪韓団と共に闘いました。

 11月9日、「裁判員制度はいらない!大運動」の呼びかけで320人が日比谷公園に結集し、生きた改憲阻止闘争として最高裁へのデモを貫徹しました。

 11月11日、国家権力、東京都のデモ禁止攻撃を打ち破り、20万人の労働者人民が、国会前から霞が関一帯を制圧しました。激しい雨をものともせず、「原発反対、野田打倒」の叫びをあげた闘いは、再稼働阻止・全原発廃炉への意思を突きつけるものです。

(2)国鉄闘争と反原発闘争で解散・総選挙情勢を突き破ろう

 野田政権が強行した衆議院解散・総選挙は、支配階級自身の分裂・抗争を一層激化させ、政治支配の危機と統治能力の崩壊をいっそう促進するものでしかありません。

 資本主義の最後の延命形態としてあった新自由主義は、社会そのものを根底から破壊し、生きていけない現実を労働者人民に強制しています。今や、民営化や外注化、非正規職化と無縁な職場はありません。しかもそれは、解雇、労働強化、偽装請負、労働基準法違反などのオンパレードです。

誰が労働者人民を圧殺するかを競い合うような選挙を許すことはできません。こんなものを根底から吹き飛ばす闘いとして、国鉄闘争と反原発闘争、そして階級的労働運動の再生と発展が全国で進められています。

(3)全世界の労働者人民と共に新自由主義を打ち倒そう

 世界大恐慌はいっそう深化し、いまや真の奈落へと転落しつつあります。資本主義は、自らが生き延びるためなら、人類全体を地獄に引き込むこともいとわない存在です。

11月6日に行われた米国大統領選挙において、オバマ大統領が再選されました。しかし、今回の大統領選挙は、あらゆる意味で、世界大恐慌にあえぐアメリカの没落を示しています。アメリカは、新軍事戦略のもとでますます対中国対決を激化させつつ、絶望的・泥沼的な戦争政策に訴えようとしています。

 ヨーロッパの2012年国内総生産の成長率が、IMFの経済見通しにおいて、ついにマイナス4%になりました。2011年の世界輸入総額18兆ドルの3分の1=6兆ドルを占める欧州危機が持つ意味は深刻です。

 11月8日からの中国共産党第18回大会は、中国の大動乱と大崩壊の始まりを示しています。歪みきった経済・社会構造がもたらす現実に対して、労働者人民の大反乱が起きています。アメリカの対中国対決に対抗して、その危機を「海洋権益を維持し、海洋強国を建設する」という軍拡・戦争政策で乗り切ろうとしています。

いっさいの犠牲を労働者民衆に転嫁しようとする攻撃に対して、イタリアでは10月27日に15万人のデモが行われました。ギリシアでは、10月18日、ドイツのメルケル首相の訪問に抗議して7万人のデモが爆発しました。

 11月14日、ヨーロッパ労働組合連合(ETUC)の呼びかけで、スペイン、ポルトガル、イタリア、ギリシャ、ベルギーなど23ヶ国、40のナショナル・センターが参加する歴史的なゼネストとデモが行われました。新自由主義の破綻がもたらす首切りと失業、大増税、福祉や年金の切り捨てなどに対する怒りが大爆発したのです。 

(4)オキナワ・フクシマの怒りと一体で総決起しよう

経済的・外交的危機のさらなる激化に追い詰められる日本政府は、中国や韓国・北朝鮮に対する排外主義をあおり、日米安保の強化、改憲・戦争政策に向かって突進しています。

全島をあげた反対闘争に敵対してオスプレイの沖縄配備を強行した上、連日、住宅地の上で飛行訓練を行っています。米兵の暴行事件に怒る沖縄労働者人民をさらに圧殺するものとして、自衛隊3万7400人、在日米軍約1万人が参加する実働演習を強行しました。その上、岩国など全国での飛行訓練も実施しようとしています。

 アーミテージ・ナイレポート(2012年8月)をもって、アメリカは<核エネルギー>を「日本の包括的な安全保障に不可欠な要素」とし、「原子力の研究開発における米日協力」を要求しています。また、「日本における米国のプレゼンス」を強調して、オスプレイ配備の強行、「集団的自衛権の禁止の突破」を求めています。

日米政府は、東アジアの軍事的緊張をあおり、沖縄を軍事的侵略拠点として強化しようとしています。

 オスプレイ配備弾劾、米軍基地撤去の闘いは、この攻撃と真っ向から対決するものです。この闘いの先頭には、全駐労を中軸とする労働組合が立っています。沖縄における闘う労働運動と一体で闘おう。

 野田も安倍も石原も橋下も、「安全保障」=核武装をめざして、原発再稼働と原発政策をあくまで押し進めようとしています。そのために、どこまでもフクシマを踏みにじろうとしています。

福島では、すでに子どもたちの甲状腺の異常が発生しています。「100_シーベルト以下は安全」と言い張る山下俊一福島医大副学長は「原発とは無関係」と治療を拒否し、放射能で汚染された土地への帰還を強制しています。

 これに対する怒りが、国会前10万、20万人の闘いとなって爆発し、100万人規模の闘いへと前進しています。

オキナワ・フクシマの怒りを体制変革にまで押し進めるものは、闘う労働組合、労働運動の復権です。

〔3〕全証拠開示大運動を全国で進めよう

(1)国家権力との激突の先頭に立つ星野闘争

 星野闘争は、国家権力と労働者人民との激突の最前線に立っています。新自由主義の破綻と司法反動の突出に対して、真正面から激突する闘いになっています。

 今こそ、「生きさせろ」と叫んでたち上がる労働者人民と一体で闘おう。その時、闘いの前に現れるのが司法です。裁判所は国家暴力の発動にお墨付きを与え、労働者人民への弾圧を合法化するのです。

検察や警察がでっち上げた「供述調書」を追認し無実の人を投獄して来たのは誰か、「原発は安全」とお墨付きを与えて原発建設を推進してきたのは誰か、すべて裁判所です。11・11反原発闘争のデモ禁止を認めたのも裁判所です。これに対して、労働者人民は激しい怒りを叩きつけています。

 獄中38年を不屈に闘う星野さんを取り戻す全証拠開示大運動は、新自由主義の破綻と司法権力の反動的突出を打ち破り、労働者人民の広範な決起の先頭に立つ闘いです。ここに展望を見出して、多くの運動や弁護士の賛同が集まっています。

(2)全証拠開示大運動を全国で拡大しよう

 全証拠開示大運動は、第1に、再審を開始し、星野さんの解放を実現する闘いです。全ての証拠を開示させれば、星野さんの無実は必ず明らかになります。

11月7日、ゴビンダさんに再審無罪判決が出されました。これを切り開いた決定的な闘いが証拠開示です。検察官は、事件直後からゴビンダさん無実の証拠を握っており、15年間も、ひた隠しにしてきたのです。運動の力で追い詰められて証拠を開示し、自己に不利なDNA型の鑑定結果が出ると、42点もの証拠を提出してきました。

 日本の刑事裁判においては、検察官は有利な証拠だけを法廷に提出し、不利な証拠は隠して来ました。多くの裁判闘争や再審闘争が、この壁の前で苦闘してきました。

 星野さんは、国家権力によって意図的にでっち上げられたのです。それ故に、星野さんを有罪とした証拠は、6人の「供述調書」しかありません。しかも、そのうちの3人が少年です。国家権力の密室で供述を強制し、検察官がでっち上げたのです。全証拠が開示されれば、でっち上げの構造が必ず明らかになります。

星野さん無実の証拠は検察官が持っています。

 今こそ総力で闘い、全証拠を開示させよう。

第2は、運動を広げ、星野さんを取り戻す力をつくりだす闘いです。

全証拠開示大運動は、全人民を結集させる力を持つ普遍的な闘いです。

 証拠は検察官の私物ではありません。公権力を使って集められたものであり、真実を求める者のためにあるものです。真実を踏みにじるために、検察官が隠蔽することは絶対に許されません。無実の証拠を隠したまま、投獄されたり、死刑にされた人までいるのです。この現実を今こそ打ち破るのです。

 70年安保・沖縄闘争を最先頭で闘った星野さんは、無実の証拠を隠されたまま、38年もの投獄を強いられています。

 全証拠開示大運動は、星野さんの無実を明らかにする闘いであると同時に、正義と真実を求める労働者人民すべての闘いです。

 全証拠開示大運動を全国に拡大しよう。 

 第3に、闘う労働運動を甦らせる闘いと一体で前進しよう。

 星野さんは、国家権力のどんな弾圧にも屈せず、「人間が人間らしく生きられる社会」をめざして闘い続けています。労働者民衆の闘いが必ず勝利することを確信し、それと一体になって不屈に闘い続けているのです。この闘いこそが、国家権力によるでっち上げを打ち砕き、自らの解放を勝ち取る道であることにかけています。

 国鉄分割民営化と闘いつづけ、12年間外注化を阻止してきた動労千葉は、10・1外注化攻撃にストライキと職場闘争で反撃して闘いました。労働者の団結で新自由主義と闘って勝てることを身をもって示したのです。戦後の労働運動を乗り越え、闘う労働運動を甦らせる展望を圧倒的に切り開きました。

 危機に陥っている資本主義は、賃下げ、首切り、外注化、非正規職化に突き進んでいます。時代の基調は、この新自由主義の攻撃と闘う労働者人民にあり、労働運動を甦らせることにこそあります。

 全証拠開示大運動の前進と星野さんの解放もまた、労働組合を甦らせることにこそあります。労働者階級の団結を拡大し、その力で星野さんを取り戻そう。

 全証拠開示大運動と星野さんを取り戻す闘いの拡大は、闘う労働者民衆を激励し、労働者の団結を作り出すことは間違いありません。労働者の中へ、あらゆる人たちの中へ、全証拠開示運動を拡大しよう。

〔4〕2013年の運動方針

ここまでに、全証拠開示大運動の意義が全面的に明らかになりました。

本日の集会をバネに全証拠開示大運動を飛躍的に発展させ、2013年、星野文昭さんを絶対に取り戻そう。

(1)星野文昭さんと家族の防衛・連帯

 全証拠開示大運動の力は、星野文昭さんと家族を守り、連帯するものです。

 星野さんは、劣悪な環境の徳島刑務所で、日々、国家権力と対峙して闘っています。星野さんの健康と権利を守ることは、私たちの運動の土台となる絶対的な闘いです。

 ここ数年、徳島刑務所はささいなことに言い掛かりをつけて、懲罰や降格をかけてきました。その上、2010年以降、友人面会の拒否、手紙の墨塗りを行っています。この年の9月には、星野暁子さんの面会まで拒否しました。2・5徳島刑務所包囲デモに対する報復として「禁止」処分までかけて来ました。

 面会・手紙国賠訴訟は、徳島刑務所による許しがたい攻撃に反撃し、星野さんの健康と権利を守る重要な闘いです。これに勝利し、自由な友人面会をかちとろう。

次回は、12月7日11時30分、東京地裁705号法廷で行われます。

(2)異議審に勝利しよう

第2に、全証拠開示大運動の力で異議審に勝利して、再審開始をかちとろう。

 この異議審においてこそ、3・30棄却決定を打ち破り、再審開始−星野さん釈放をかちとろう。

 再審弁護団は「3者協議」を通して、存在することが明白な民間目撃者の供述調書を開示させ、写真ネガ開示のために闘っています。これと一体で、全証拠開示大運動を進めよう。

 東京高裁を徹底的に攻めぬこう。今も星野さんを閉じ込めているのは、東京高裁です。3波の高裁包囲デモに続いて、繰り返し東京高裁への波状的闘いに決起しよう。何度でも裁判所前街宣を行い、間断なく私たちの怒りを突きつけよう。

 ビデオ国賠訴訟は、国家権力による証拠隠滅を弾劾する重要な闘いです。裁判所と警視庁公安部が結託して、星野さん無実の証拠の可能性が高いビデオ・テープ2巻を隠滅したのです。その責任を徹底的に追求し、ビデオ・テープを法廷に出させよう。

 次回は、12月25日10時20分、東京地裁527号法廷で行われます。

(3)星野闘争を全国に拡大しよう

第3に、星野救援会を全国に拡大しよう。

 現在ある24の星野救援会の会員を増やし、運動を拡大しよう。さらに、全国各地に救援会をつくり、星野さんを取り戻すための力をつくり出そう。そのカギは、労働組合に働きかけることにあります。

全国のあらゆる場に、全証拠開示大運動を持ち込み、賛同と署名を集めよう。労働運動、労働組合に持ち込もう。労働者は必ず応えてくれます。

 この運動は、すべての労働者人民を獲得する正義性と大衆性を持っています。全国600人、弁護士232人の賛同人の陣形が加わることで、その力は倍加します。

学習会を全国で行おう。

 創意工夫をこらした学習会をやり抜こう。学習会を通して、全証拠開示大運動の担い手をつくっていこう。学習会で、組織をつくり、拡大しよう。

(4)奥深山幸男さんを裁判から解放しよう

奥深山幸男さんは、星野文昭さんと共に11・14闘争に決起し、東京地裁での第一審を共に闘いました。

 その後、公判が停止され、1994年に免訴を申し立てて、裁判からの解放を求めました。これに対して、2002年に、検察官が審理再開を申し立てました。

弁護団、医師、「免訴の会」一体になったねばり強い闘いで、検察庁・裁判所の裁判再開攻撃を打ち破っています。

 奥深山幸男さんを裁判から解放し、生きる権利を守ろう。

〔5〕結語−2013年の闘いに総決起し星野文昭さん解放をかちとろう

 2013年は、日本と世界において、かつてない激動情勢になります。新自由主義を打ち倒す労働者階級人民の怒りが、もっともっと大きく火を噴くことは間違いありません。

 JR東日本が強行しようとしている来年4・1外注化を総力決起で阻止しよう。闘う労働組合を甦らせよう。改憲・戦争攻撃と真正面から闘おう。オキナワ・フクシマの怒りと一体で闘おう。

 全証拠開示大運動こそ、星野文昭さん解放の展望を開く闘いです。あらゆる場に署名用紙を持ち込み、運動と組織の拡大を実現しよう。

 東京高裁への波状的闘いをさらに強化し、3・30棄却決定を打ち破ろう。再審弁護団と固く一体で闘い、再審開始−釈放をかちとろう。

 2013年の闘いで星野文昭さんを解放しよう。

以上