アメリカの労働者人民へのメッセージ
                                                  星野文昭
  私は、全世界の労働者人民が反戦闘争に立ち上がる中で、基地付き沖縄返還に反対する闘いの先頭に立ちました。それへの報復として、権力が、無実であるにもかかわらず、無期、37年投獄を強いていることを覆すために、自らと全ての労働者人民の解放をかけて闘っています。
 
 今、全世界の人々が、原発が核爆弾・核戦争と一体に人類を破滅させる、人類にとって相容れないものである現実を目の前にしています。
 核の完全制御は不可能であり、高放射能・高熱・高圧が加わり綱渡り的で複雑な原発は、故障・事故・被曝なしに一日も運転できず、人為ミスや災害による大事故によって、地域・全世界を破滅させます。
 資本主義・帝国主義は、戦争を不可避とし、核を不可欠とし、彼らの行き詰まり乗り切りのために、CO2削減を利用した「原発ルネッサンス」という名の原発推進を大々的に計画しました。
 彼らは、労働者から搾取し手にした資本の手持ちが増大し、利潤率が下がると、利潤増大のために、闘う労組を破壊し、労働者が闘いとってきた権利を破壊し、解雇・賃下げ・労働強化・安全切り捨て自由の新自由主義に手を染め、ついに今日の大恐慌と大失業、争闘戦=戦争、そして、大震災・原発大事故を労働者人民に強いるに至っています。
 核・原発が労働者人民にとって相容れないものであるだけでなく、彼ら自身が人類にとって相容れられなくなっているのです。
 
 生産を担い社会を動かしていながら、資本の賃金奴隷を強いられ、あらゆる犠牲が強いられている労働者が今こそ立ち上がって、一つに団結して彼らを打倒して、自らの手で新社会を実現し運営していくことが、唯一、未来を開きます。そしてその力を労働者は持っています。
 自らと仲間、全労働者にかけられている新自由主義攻撃を、自らと全体の未来を奪う攻撃として絶対に許さず、未来・解放をかけ闘うことによって、一つに助け合い力を合わせて未来を開く団結を深く、強くつくり出し、その力で彼らを打倒し、新社会を実現し、運営していくことができます。
 そのようにして、全世界の労働者が一つに団結して、資本家とその権力を倒し、社会の主人公として自己を、その本来の共同性を解放することによって、その事業を全人民と共にかちとることによって、人間の全面的解放をかちとることができます。
 この道を、一国の労働者だけでできると歪曲し、全世界の労働者の団結による解放=世界革命の道を裏切り、圧殺してきたスターリン主義を根底からのりこえて、全世界の労働者の団結した自己解放闘争によって、搾取も差別も戦争もない、誰もが人間らしく生きられる社会を実現しましょう。
 この闘いに立ち上がった私に、権力が、無実を承知で無期、37年投獄を強いていることを、全世界の労働者人民の力で覆し、共に、全世界の労働者の解放、人間解放を実現しましょう。