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星野闘争と三里塚闘争は一体!星野君を早期に奪還しよう

三里塚芝山連合空港反対同盟

                        事務局長・北原鉱冶

                             2011年6月24日

星野さんを取り戻す全国総会に結集された皆さんに、三里塚芝山連合空港反対同盟から熱い連帯のメッセージを送ります。

無実の星野文昭君の獄中闘争は早くも36年に及んでいます。国家権力のでっち上げ弾圧による長期投獄をわれわれは絶対に許すことができません。この前代未聞の長期投獄は、星野君の非転向の闘いに追い詰められ、さらに第2次再審開始闘争の前進によって権力自らのでっち上げが暴露され無実が明らかになることを恐れているからにほかなりません。だからこそ検察官は、「速やかに再審請求を却下するように」などというとんでもない意見書を提出して裁判所に圧力をかけているのです。しかも、地検特捜部の検察官と同じように、未だに全証拠の開示を行わないばかりか、無実を証明する「ビデオテープを紛失した」などというウソを平気で言って証拠隠しを行っています。彼らはこんなデタラメなことが許されるとでも思っているのでしょうか。これではとても裁判とはいえません。

無実の星野君奪還闘争と三里塚闘争は一つです。どちらも国家権力の意思を体現した国策裁判です。どんなに無実であろうとも、また正義が圧倒的に反対同盟・農民の側にあることが明らかとなり法廷では勝利していても、結論は逆になるのです。まさに、「先に結論ありき」を剥き出しにした国策裁判そのものです。こんな理不尽な国策裁判は絶対に粉砕しなければなりません。全国全人民の力を総結集して、星野闘争と三里塚闘争の勝利を勝ち取ろうではありませんか。

三里塚闘争においても先日520日の天神峰現闘本部裁判の控訴審判決で、全く不当な反動判決が強行されました。なんの緊急性がないにもかかわらず、仮執行宣言付きの判決を下したのです。これは裁判継続中であっても、いつでも現闘本部の建物を撤去・破壊できるというものです。反対同盟の地上権を確定する建物を裁判継続中に破壊するということは、証拠隠滅そのものです。この理不尽極まりない反動判決に対して反対同盟は、ただちに「強制執行停止」の申し立てを行い、その決定を求めて16階書記官室前に待機していたところ、「不退去罪」をでっち上げて高裁内で50名を逮捕するという前代未聞の大弾圧を強行しました。高裁・井上裁判長は、まさに一片の正義性もない自らの判決に対する人民の怒りに恐怖し、警視庁と一体となって大弾圧を企んだのです。

実は私自身もこのデタラメな弾圧によって不当逮捕されましたが、こんな弾圧に屈するような反対同盟ではありません。この大弾圧は45年経った今なお成田空港が完成せずに追い詰められた国家権力・国交省・成田空港会社の焦りの姿にほかなりません。空港絶対反対で不屈に闘う反対同盟及び三里塚闘争の爆発に恐怖して、反対同盟潰し・三里塚闘争破壊を狙ったものです。しかし逆に反対同盟はこの弾圧によってますます怒りを燃やし、勝利の確信を深めて意気高く闘争に決起しています。全国の皆さん!星野君の思いと三里塚はひとつです。勝利に向けて共に徹底的に闘いぬき星野文昭君を1日も早く奪還しよう。