家族の挨拶            星野暁子

  本当に細かな細かな規則を新たに作って、規則違反をでっち上げる、そういう徳島刑務所で文昭の獄中闘争は続いています。その中でも、このところ、わずかな改善がありました。毎日、工場で1日に2回、血圧を測ることができるようになりました。それから、工場にストーブが入ることになりました。もっとも居房はストーブはなしです。また1枚増えた毛布を一ヶ月早く使えるようになりました。これも刑務所の中では本当に大きなことなんですね。飴と鞭ではないかと思うんですけれども、これは申入れや弁護士照会を通した私たちの働きかけの成果だと思っています。12月の文昭との面会では、湯たんぽを使えるように再度、要求してこようと思っています。
文昭は65歳の秋を迎えて、血圧が少し高いとか、そういうところはあるんですけれども、健康問題に気をつけながら、アピールにあるように獄中で勝利宣言をしているんです。65歳になったからといって、絵のことでも生き方ということでも、文昭はとどまることはありません。本当に軽やかに無期に屈しない生き方を体現しているんですよね。それが一切の土台だと思っています。そしてまた全てだとも言えると思っています。私との絆を基にしながら、「「99パーセント」のつながりを作り、「99パーセント」の力で世の中を変え、星野解放をかちとることを可能にし、そのように日々闘い、生きることで、暁子と全ての人々と団結し、力を合わせて生き、未来を開いていくという労働者、人間としての本来のあり方を豊かに創造的に手にしている、」それが今の文昭です。
この文昭の獄中37年の勝利の地平は支援してくださる皆さん全ての皆さんによって担われていると私は思っています。
この地平の上に再審でさらに追いつめていくこと、労働者の団結の力で裁判所、徳島刑務所を追いつめ、文昭が言うようにあと2、3年で文昭を本当にとり戻す闘いを推し進めましょう。
4・9反動と闘い、それを突き破った動労千葉、動労水戸、国鉄全国運動の闘い、国鉄闘争と反原発闘争が結合する闘いをさらに推し進めましょう。
家族としての思いと闘いへの思いは区切りなく一つになってます。
  最後に日常的なことに触れた、文昭への年賀状を是非お願いします。