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「大阪・取り戻す会」結成集会の報告

 赤いバラが咲き誇り、そよ風が頬をなで、タチアオイや紫陽花が出番を待つ5月21日の木曜日、星野文昭さんが期待してやまない大阪取り戻す会が大成功のうちに結成されました。昨年来の文昭さんとの面会がもたらした成果ともいうべき大恐慌下の職場闘争の日常化という情勢に国家権力は大きな弾圧をかけてきました。免状不実をでっち上げ一人を逮捕し、9ヵ所を家宅捜索してきたのです。大阪・関西のたたかいは法政とともに、動労千葉とともにあります。ですから、文昭さんと同じ呼吸をしてたたかっています。

 発言は感動、感動、感動の連続で、緊張がみなぎっていました。大阪市立大学の学生は、「取調の時に『星野のようになるぞ』と言われた。それはまったく無力、自分たちは星野さんのように闘いたいんだ、星野さんとともにたたかっているんだ」と決意を語りました。京滋の会の伊藤美子さんは、「一度目は面会を拒否された。それで二度目の時は刑務所で座り込みをする準備をして面会に臨んだところ、面会を勝ち取ることができた」と報告されました。

 元教育労働者の蔭山さんは、「現地調査でデッチあげであると改めて確信した。あの71年11月14日、吹田の教育労働者である永田典子さんが池袋駅で虐殺されたことに衝撃を受けた。私が今闘っている原点がここにある。なんとしても日教組を甦らすことに全力を注ぐ」と語られました。部落解放同盟全国連西郡支部の方は、「星野さんからカンパを頂いた。星野さんとともに2.26実力闘争をたたかった。弾圧を受けているが、星野精神でビクともしていない」と報告されました。大阪府職の女性労働者は、「星野さんは革命からすべてを考えている。私も職場闘争を革命から考えビラを書いた。星野さんに『ヨシ』と言ってもらえる内容にしたい」と語られました。豊中市職の労働者は、「市当局は私の職場での事故をめぐってデッチ上げ供述を強要しようとしてきた。星野さんのたたかいとともに負けるわけにいかない」と決意を語られました。

 すべての発言が星野文昭さんのようにたたかい、星野文昭さんとともにたたかっていきたいというものでした。大阪取り戻す会は文昭さんのように情勢と格闘し、運動として大きく作っていきたい。若い活動家を大量に作り出していきたい。そして、星野文昭さんを必ず取り戻したいと決意しています。
                        小久保 喜行
   
         大阪・取り戻す会結成へのメッセージ
                                            星野 文昭

 橋下を先兵とした新自由主義-民営化・道州制攻撃に対して、その先がけの国鉄分割・民営化と退路を断って闘い勝利を開いている動労千葉労働運動に学んだ階級的労働運動を実践し、2・26西郡闘争と3・6府庁闘争によって大阪を闘う不抜の拠点としてうち立て、全ての闘う労働者・人民の先頭で闘う大阪の地に星野を取り戻す会が結成されることに心から感動しています。

 その大阪の闘いが、星野闘争を一体に闘う、ということに心から励まされています。70年から今日までの労働者人民解放の闘いを圧殺するためだけに、無実を百も承知で無期を強い全てを奪おうとする攻撃に対して、日々、全ての闘いの中に身を置いて、全てを奪い返していく、自らと全ての労働者人民の解放をかちとるために闘ってきた星野闘争を、その大阪の闘いと一体に闘うこと、その位置づけの下に、昨年来、学習会、街宣を積み重ね、ストレートに星野のように、星野と共に闘い、取り戻そうという闘いが、今回の結成へと結実し、それを出発点に本格的に一体に闘おうとしていることに、心から励まされています。何より、救援の対象ということではなく、一体に、今の資本主義の世の中を変え、労働者の解放を通した人間解放を実現していく闘いを共に実現していくものとして星野を闘うということにこそ意味があり、そのように、共に闘う、一つに団結して闘う、ということの喜びがあります。また、そのことが、あらゆる壁・分断をうち破って、抑圧され虐げられているがゆえに解放を求めてやまず、解放する力を持っている労働者人民の皆さんとつながり、一つに団結して未来を開く闘いになることを心から切望しています。

 この間の関西における闘いは、闘い全体を甦らせ、私にとっても、獄中・家族としても、星野闘争全体にとっても大きな飛躍を迫り、その力を湧き出させてくれるものでした。

 関西のトップがその闘いを私物化し、後退・腐敗させる、という道を断ち、それに止まらず、それを生み出したものを自己切開し、克服して、闘いを甦らせること。諸闘争・諸戦線の闘いを労働者自己解放・人間解放の革命と切り離すことで、糾弾-自己批判を観念的なものへと自己目的化し、闘いを抑圧的なものに転化する、闘いをバラバラなものに解体する、そうすることで小ブル自由主義に純化する所をこそ自己切開し、労働者自己解放-人間解放の革命への階級的労働運動の実践を通して、これまでのあり方の固定化・安住からの自己変革・飛躍をかちとるか否かの分岐を、自己変革・飛躍によってかちとったこと。

 そうして、労働者階級への絶対的・全面的な信頼に依拠し、闘いを通した解放感のなかで、自他の体制内的なものを克服する自己変革と階級的団結の強化をかちとる階級的労働運動の推進によって労働者自己解放・人間解放をかちとる大阪・関西の闘いは、闘い全体と一つに根底的な力になっており、昨年星野集会以降、千葉、茨城に続いて、今回、大阪での取り戻す会の結成は、星野闘争の新たな、全労働者・全人民による闘い全体との一体的取り組みを大きく促すものになることは間違いありません。

 今日の世界大恐慌は、資本主義の発展過程での循環的な恐慌とは違って、蓄積に蓄積した資本・生産力が資本主義の器に収まりきれなくなり、そのことは、次の社会、労働者階級が資本家とその権力を打倒して社会の主人公となって、生産手段を社会有とし、階級、搾取、戦争のない真の共同社会をこそ求めています。

 1929年大恐慌、1930年代階級闘争の圧殺-第2次大戦、そして戦後革命をスターリン主義の裏切りによって支えられのりきった資本主義・帝国主義は、国家独占資本主義政策による戦後的発展も1975年恐慌によって行き詰まり、以降、徹底的なリストラ・首切りと賃下げ、福祉切り捨てによる強搾取・強収奪と侵略戦争の新自由主義とバブルによって無理矢理増殖した巨大な過剰資本・過剰生産力が資本主義の器に収まりきれなくなって破綻し、経済・社会そのものを破壊するに至ったのが今日の大恐慌です。

 今や資本主義は、まともに働かせることも、まともに食べ、住み、生活させることもできず、社会の桎梏、妨害物になっています。労働者人民が、働き、生きるためには、資本主義を打倒して、生産し、社会を動かしている労働者が、資本とその権力から全てを奪い返して、社会の主人公となって社会を運営する以外にありません。

 今、資本・権力が、セーフティネット、ワークシェアリング、経済危機対策の金のバラマキ等、「救済策」としてやろうとしていることの全ては、そのペテンによって労働者の決起、革命を予防すること、圧殺することの一点にあります。そしてそれはあくまでも、規制緩和・民営化の新自由主義を貫いて労働者人民に犠牲を一層強いるものです。

 小沢民主政権潰しの本質も同じです。資本・権力は、自己の支配が貫徹できるのなら、小沢民主政権でもいいのです。しかし、今日の革命情勢の中で、2月革命のケレンスキー政権が、ボルシェヴィキのロシア革命のテコとなったように、小沢民主政権が労働者人民が一層の変革=革命を求め決起するバネになることに恐怖し、それを何が何でも阻止し、圧殺しようとするものです。しかし、これは、資本・権力への労働者人民の怒りを一層かりたてるものです。

 そして、政労使合意にみられるように、体制内指導部は、資本・権力の最悪の代官の姿をさらしています。

 しかし、そうした資本・権力ののりきり策は、さらに大きな破綻を結果する以外になく、その犠牲は全ての労働者人民に集中し、恐慌の深まりと、資本間、独占間、国家間の争闘・戦争によって、一層耐え難い現実を、血の一滴まで、生命までも奪う現実を労働者人民に強いるものになる以上、全世界の労働者人民が、職を求め、パンを求め、平和を求めて、同じスローガンをかかげて決起する革命情勢は、一層成熟していきます。

 資本主義は、いかなる意味でも終わっています。人間社会の桎梏、妨害物になっています。

 一握りのブルジョアジーの利潤増殖のために、生産を担い社会を動かしている労働者を賃金制度の下、賃金奴隷として、労働力商品として物のように扱い、使い捨てる、そのあり方を維持するために権力によって支配、抑圧、差別-分断、搾取、収奪、戦争動員を労働者階級に集中し、それを資本主義・社会全体の支配として、全人民に及ぼし、犠牲を強制している。その資本主義が今、労働者を生かすことができず、社会をまともに成り立たせることができず、桎梏と化しているのです。

 矛盾の全てが集中する労働者が立ちあがり、矛盾が及んでいる全ての人民の決起をかちとり、資本主義を終わらせ、労働者が社会の主人公となり、人間が主人公となる社会を実現することだけが、労働者、人民、人類の未来を開くことができるのです。まさに、それが可能な百年に一度の、300年に一度のチャンスを迎えています。

 生産を担い、社会を動かしている労働者階級が、資本・権力を打倒し、全てを奪い返して、解放された社会の真の主人公となって、生産手段を社会有とし、階級のない、したがって一切の支配、抑圧、搾取、対立、戦争のない、その人間的共同性によって誰もが人間らしく生きられる共同社会を組織していく、それが欲求となり、現実となる時代を迎えています。まさにその力をもつのが労働者であり、共に闘う人民です。

 まさに耐え難い現実を強いる資本・権力と体制内派への怒りを解き放ち、変革と解放をめざす闘いを、どこまでも労働者と人民の怒りと、変革と解放への欲求と力を信頼し、それに依拠し、あらゆる国境、出身、性差、能力などの分断をのりこえた、職場、地域、街頭を基盤にした決起としてかちとり、労働組合と党を武器にプロレタリア革命を実現し、労働者自己解放を通した人間解放をかちとる道に、唯一の未来の道があります。そして大事なのは、その実践であり、その実践によってその主体的な力をかちとることができるのです。

 資本・権力とその攻撃、現実の重圧をはね返し闘いに立ちあがった解放感の中でこそ、資本・権力の物質的・イデオロギー的な縛りから解放され、瞬時に、誇りと団結を取り戻し、そうして解放の主体、革命の主体としての内容・力を獲得していくことができる。抑圧・差別はじめ全ての労働者人民の歴史、闘い、怒りを共有し、労働者と全人民の解放をかけたプロレタリア革命を実現する主体的力を、自己を見つめ、奴隷的なあり方・イデオロギー・体制内的なものをのりこえ、自己変革・自己飛躍を通して獲得していくことができるのです。

 私たち、労働者、人民は、あらかじめ差別的であるわけではない。差別は、資本・権力が、その階級支配、帝国主義支配のために使う、労働者、人民分断の武器だ。資本・権力、その現実・攻撃と対決し、立ちあがると同時に、その解放感の中で、その武器を無力化し、一つに団結できるし、また、抑圧・差別への怒りと闘いを共有し、あらゆる抑圧・差別からの解放をかけて、より根源的に闘い、労働者自己解放を通した人間解放を実現していく団結と力を獲得していくことができるのです。

 誰もが補い合い助け合って、その持てる力を解き放って人間らしく生きるという人間的共同性こそ、誰もが深く満たされる根源的欲求であり、それを階級的に体現しているのが労働者の自己解放性であり、階級的団結です。それを体現しているのが、動労千葉であり、法政・全学連であり、西郡・八尾北であり、沖縄・三里塚であり、11月集会・日韓米連帯です。そして、星野闘争です。

 労働者階級は、資本・権力を打倒し、全てを奪い返し、生産手段を社会有とし、私的所有制度を廃絶することで階級を廃絶して、それによって人による人への全ての抑圧をなくしていく。より主体的に言えば、そのことを土台に、労働者階級が社会の真の主人公となり自己解放をかちとった時、その人間的共同性を自らの根源的欲求として解き放ち、旧社会的なもの、人による人への支配、抑圧、差別の一切をなくし、誰もが人間らしく生きられる社会、全人間的な普遍的解放を実現するのです。生産力の制約が残る生まれたばかりの共産主義においても、それは全く同じで、レーニンも言うように、総生産物からより手厚く引き出せるという形で、歴史的抑圧-差別を克服するということによって抑圧・差別をなくすということです。

 その意味で、プロレタリア革命によっても差別が残る、労働者自己解放は即、全人間的な普遍的解放ではないという主張は、資本・権力と有無通じ合うようなプロレタリア革命を低め破壊し、敵対するものです。その主張は、動労千葉、全学連、西郡、八尾北の否定、労働者への不信・絶望と一体であり、どう好意的に見ても、転向、革命への敵対・破壊以外の何ものでもありません。

 民族解放はじめあらゆる抑圧・差別からの解放は、プロレタリア世界革命による労働者自己解放を通した人間解放の中にあります。民族解放は、プロレタリア世界革命によって、帝国主義とその不可欠の肢体である新植民地体制を打倒し、労働者自己解放を通した人間解放のなかで実現できるものです。
 全世界の労働者階級が、民族・国籍・国境をこえて団結すること、民族差別・排外主義を共に対決し、うち破って労働者階級として団結し、プロレタリア革命を実現していくこと、そのことを基軸に、被抑圧民族内の分断をのりこえ、民族解放をプロレタリア革命と一体にかちとっていく、そこに未来への道すじがあります。民族・国籍・国境をのりこえ、団結をかちとる入管闘争は、階級的労働運動・国際連帯・プロレタリア世界革命を発展させる力をもった闘いです。

 「学び、連帯する」それをそれに止めずに、解放をプロレタリア革命によって真に実現する、その実践こそが問われているものです。その実践から離れた「学び、連帯する」運動は、解放を永遠の彼岸に追いやる免罪符の運動です。学び、連帯し、その真価をかけて、自らと全ての労働者人民の解放をかけて、プロレタリア革命-労働者自己解放=人間解放を実践し、深く一つに団結する、そのことをかちとっていきたい。

 このことが、また、星野闘争においても問われています。

 70年と今日の闘いを圧殺するために権力は無実を百も承知で無期を強いています。しかし、その根拠は何もありません。根拠としているのは、強制した供述のみです。しかし、供述した5人は、それが、目撃してもいないことを強制されたと明言し、残る1人は証言さえ拒否しています。まさに、まともな根拠など何もないのに無期を強制し続けているのです。これ以上、一日たりとも投獄するな、一日も早く釈放せよ、再審で無罪を出せ、の声と闘いが、労働者人民の声と闘いとなれば、権力と言えども無期を強制し続けることなどできないのです。その声と闘いを、取り戻す会を労働者人民の中につくり、無期粉砕-再審・釈放をかちとりましょう。全てを奪うことを本質とする無期との闘いは、本当に人間的なもの、本当に自らと全ての人々の解放につながるものによってのみ、闘い生きる力を得るものであり、それを手にするための闘いです。

 闘いの解放感の中で、誇り、団結を固め、プロレタリア革命を実現する力を獲得する、その闘いのなかで無期をはね返し、その先頭で闘う、星野のように闘い、共に闘って取り戻す、星野闘争を全ての労働者・人民の闘いとし、再審・釈放をかちとり、合流しよう。

   
 


「福島・取り戻す会」結成

 5月31日、全国で22番目になる「福島・星野文昭さんを取り戻す会」が結成されました。

 この日、8人が「呼びかけ人」となり、福島市内に30人が集まりました。山形、みやぎの会からも仲間が参加しました。会ができたばかりの大阪を始め、徳島、群馬、千葉の会から連帯のメッセージが寄せられました。
 ビデオ『ある冤罪』(短縮版)を上映した後、呼びかけ人のあいさつ、全国・事務局からの報告、山形・みやぎのあいさつ、事務局からの提起、討議と進みました。最後に、全体の賛同で、会の名称、呼びかけ人・事務局の体制、今後の方針などが決められました。方針は、6月全国総会への参加、第2次再審署名の取り組み、渋谷現地調査、再審学習会、絵画展の開催などです。

 この力で、6月総会を成功させ、星野文昭さんの再審・無罪、釈放を勝ち取りましょう。


「茨城・星野文昭さんを取り戻す会」の結成

  4月18日(土)、茨城県水戸市・市民会館に15名が結集し、「茨城・星野文昭さんを取り戻す会」を結成しました。

以下に、その概要をご報告いたします。

 参加者は、動労水戸、茨城地域連帯労組、常南交通労組、茨城県職OB、牛久入管収容所問題を考える会、百万人署名などです。当日は複数の女性部の会議が重なり、男性だけの出席となりました。
 主催者挨拶と「ある冤罪」の冒頭部(13分)を上映後、「全国再審連絡会議」事務局の金山克巳さんから「34年 不屈に闘う星野文昭さんを取り戻すために」と題して基調講演をしていただきました。
続いて、最初に「救う会」を立ち上げた「杉並の会」から狩野満男さんの熱い連帯の挨拶を受けました。
 また、1月25日に結成された「千葉の会」の事務局長・武山正美さんから、 連帯のメッセ-ジをいただきました。ありがとうございました。 
 質疑・応答と意見交換の後、会則、事務局員、呼びかけ人の承認を得、「茨城の会」が正式に立ち上がりました。
 当日の写真を4枚、添付いたします。そのうちの1枚の背景は、「星野カレンダ-」2006年から2009年の48枚で「星の」を描いています。

 共にスクラムを組んで是非、星野さんを取り戻しましょう。宜しくお願いいたします。

   
   


千葉で「取り戻す会」結成

 1月25日、千葉市内にあるDC会館に20人が集まり、新しい会がつくられました。

 討議の結果、会の名前は「千葉・星野文昭さんを取り戻す会」と決まりました。参加者全員の承認で、会則、役員、運動方針なども決定されました。
  昨年、東京・杉並区で開かれた『星野文昭絵画展』を見て感動した人が、「千葉でもやりたい」と言いました。これが、千葉での運動の出発点です。4回の実行 委員会が開かれ、3月18~23日まで船橋市で絵画展が開催されました。その後、有志が相談会を重ね、『ある冤罪』のビデオ上映会などを行って、ついに 「取り戻す会」を結成することになりました。
 結成総会では、主催者あいさつの後、星野文昭さんと徳島から送られたメッセージが読み上げられまし た。全国再審連絡会議・事務局の提起、経過報告と進み、参加者全員が自己紹介を兼ねて意見を言いました。この総会には、動労千葉、国労OB、百万人署名運動、 婦人民主クラブ、三里塚現闘・野戦病院等々千葉県の仲間の他に、東京なんぶ・杉並・弁護団事務局も参加し、活発な意見が交わされました。会の人事は、代表・飯島幸雄さん、事務局長・武山正美さん、事務局員・滝口誠さんら5人と決まりました。
 いよいよ、首都圏の1都3県に星野救援会が勢ぞろいしました。09年は激動と闘いの年となるでしょう。その中で、私たちの闘いを大きく発展させ、星野文昭さんを取り戻しましょう。
   

              飯島幸雄代表のあいさつ

 私は星野文昭さんと同い年です。国鉄の蘇我機関区に就職して、71年には、三里塚の大木よねさんに対する強制代執行阻止を闘いました。そして、星野さんと場所は違いますが、11・14の闘いにも参加しました。

 時代は、資本主義始まって以来の大恐慌です。労働者階級の力で資本主義を倒すのか、逆に戦争にまで行き着くのかが問われています。労働者が団結して星野さんを取り戻す時が来ました。この千葉の地で、星野さんの自由を実現すために全力で闘います。


             星野文昭さんのメッセージ

 30数年共に闘ってきた動労千葉のもとで救う会が結成されることに、非常に大きな励ましを受けています。青年たちが中心となり新たな労働者の社会を築こうとする中で、星野を取り戻そうとする闘いが取り組まれることは再審への大きな一歩だと思っています。

  資本主義・帝国主義の末期的延命策としての新自由主義が、金融バブルの果てに大崩壊し、100年に一度という世界大恐慌-戦争を生み出している現実は、一 握りのブルジョアジーがプロレタリアートからしぼり取って富を独占するために支配と抑圧を強め、戦争へと動員していくあり方が、経済・生産・社会の全てを 破壊し、耐えがたい犠牲を労働者人民に強いる以外になくなっていること、これに対して、労働者が全人民の決起をかちとり、資本・権力を打倒して、社会の真 の主人公となって、全ての人間が人間らしく生きられる社会を築く、そのために一つに団結していくことを対置し、資本・権力、あらゆる色合いの体制内派と闘 い、勝利していくしかないことを、突きつけています。

 そのことに応えられることが、われわれの喜びだと思います。そして、この中で、星野のよう に闘おう、星野を取り戻そうということが、真の生命力を得て、全体の闘いの飛躍の力となり、無実を百も承知で無期を強い、獄中・家族と全ての労働者人民の 人間解放の道を圧殺することを一日だって許すなの声と力を、全ての労働者の中に、全ての人民の中に持ち込み、真に力あるものにしていくことができる、そう 思っています。

 共に闘いましょう。
   
 

徳島からのメッセージ

 千葉での星野救援会の発足おめでとうございます。一緒にとりくめることがうれしいです。

 徳島・星野さんを救う会一同